早いもので皐月です。そして5月早々の
5月1日、早朝隼人を出発して熊本地震救護ボランティアのため
宇城市の指定避難所「ウイングまつばせ」へ向かいました。
九州自動車道が開通し通り過ぎた人吉IC、八代IC、普段と
あまり変わらない風景に感じましたが
松橋ICを降りたとたんに...
ウイングまつばせ正面入口へ続くポーチは
どれだけのエネルギーが襲ったのか
波打つ地面の現実に恐ろしさを実感します。
ここでは自衛隊によるお風呂の提供もなされている所です。しかし、
一歩避難所へ踏み入れますと被災者の方々の現実に言葉を失いました。
高速道路や新幹線が全面開通したという吉報に浮かれている状況では全くありません。
また、救護活動の最中に被災者の方々が様々な体験談を
積極的にお話されますので静かに寄り添い拝聴しました。
この方は「益城町、熊本、南阿蘇の映像を見ると大変だったけれど
ここもとても怖かった。自衛隊の方にもお願いしたけど先生方の活動も撮ってください」
と、おっしゃいましたので一部ボランティア活動を掲載します。
幼い子供さんのいる家庭は避難所に気を使い車中泊の実態も大変なものです。
復旧復興は安全に暮らせる家屋の確保が最優先課題と実感します。
救護活動中にたまたま一緒になった宮崎県から駆け付けられたドクターからは
「これからは先生方の力が被災者の方々に必要とされています」とエールを送られました。
ところで隣町の宇土市役所は崩壊の危機が目の当たりに迫っておりました。
実はその宇土市役所前には道路を挟み公園があります。
のどかな風景ですのでマスコミは取材しません。
「太古の夢」なんて素敵な大彫刻が置かれており地震でも
大丈夫で良かったと、目を地面に向けますと
まだまだオール九州、オール日本でこの苦難を乗り越えて行かねばならないと
深く感じた救護ボランティア活動でした。