平成12年に始まりました介護保険制度。
当時、施術中に患者様方から親の事であたったり
ご自身の事で様々な相談を受けました。
それは介護保険が始まる2年前の平成10年から
公民館で地域住民の方へ転倒予防教室をボランティアで
開催していたせいも有るかと思います。
今でこそ転倒予防なんて言葉が自立していますが
その頃はなんじゃろかい?みたいな感じで住民の方は
参加しておられたことを鮮明に記憶しています。
体操は京都大学方式(当時はまだ此処しかエビデンスがありません)を
独学でアレンジして行う先鋭的取り組みでした。
介護保険が始まると、もう私の出番はよいでしょうと
止めましたがデイサービスではチーチパッパみたいな
踊りで転倒予防と掛け離れていると何故か私に相談され
転倒予防教室の再開を促されました。
それでは介護保険制度というのは実際どんなものだろうか?
と、ケアマネージャー資格を取ったのが平成16年。
そして、いちき串木野市から介護認定審査委員が辞令され
霧島市へ移転(平成25年9月)する直前の平成25年8月まで約8年務めました。
内容は準公務員扱いなので言えませんが、これじゃ介護保険は
破綻する?もうしているようなもの?が実感でした。
介護保険料の推移と見通しを見れば一目瞭然です。
案の定、国は要支援1,2を自治体の総合事業へ移行を決め
来年4月からは実施されます。自治体は要支援の方々が
要介護状態にならない様に知恵を絞らなければならない状況です。
話が長くなりましたが、ここで私は平成10年当時の行動を振り返り
再確認した訳です。あの頃なぜ先鋭的取り組みを行なったのか。
それはまず、自助。そして共助!
そして立ち行かなくなった最後が公助。最初から公助では国は持ちません。
と、若かった私は自分たちの年代が介護保険を利用せざるおえなくなった時を
想像して行動した事を今こそ再び行うべきではないかと、、、
そこで元気な高齢者が活躍して頂く場所「くるくる」を4月より始めました。
18年前と違う事は転倒予防体操を伝授しますので住民の方が各自主役となり
お互いで話し合い、お互い様の心で自主的に「くるくる」を行うことです。
それぞれ私より人生の先輩ですので得意分野が必ずございます。
また、せっかくおいでになるのですから私自身も専門職を
活かして体のことや保険制度の事などお話させていただきます。
同時に導入した高精度体成分分析装置で体の4大構成成分や骨格筋、
脂肪、部位別の筋肉バランスを高精度に測定して検査表は差し上げます。
その他個別機能訓練評価、バランステスト評価、ペインスケール評価を通した
オーダーメイドでの個別機能訓練を行っています。
その後はゆっくりとお茶飲み会です。
これからの季節、天気の良い日は外で花作りや野菜作り
ドックランでなおごろうとバニラ君によるアニマルセラピー
などの企画が私の頭にはありますが主役は参加した皆さんですので
アイデアを出し合い一緒話し合って楽しみたいと思います。
直ぐ行動に移してしまった私を熱い男とU様は笑いますが
お話しました通りすべてボランティアで行いますので
毎月第2・第4水曜日午後1時〜2時半は
「くるくる」へお気軽にお越しください‼