古くは遣唐使船の寄港地であり、倭寇や遣明船、薩摩藩の密貿易の拠点として栄えた「坊津」
752年に鑑真様が最初の渡航から10年の歳月を要し日本に辿り着いた地でもあります。
端午の節句の昨日、坊津町泊地区内の子供たちが「ハンヨーイ,サーサー」の掛け声で
九玉神社までガラガラ船を引いて行列を作っておりました。
船は手作りでその家に代々受け継がれた物もありました。
また、「唐カラ船祭り」の船を曳くのは男性に限られております。
実に素朴なお祭りですが、新聞紙で兜を作り浴衣姿の稚児がとてもかわいかったです。
マスコミ関係者は見かけましたが、観光客はほとんどおらず、私は泊地区の住民に溶け込んで観ておりました。
これが、坊津町泊地区です。
この地は鯉のぼりをあげると風を呼ぶとかで鯉のぼりは禁忌となっております。
港町所以ですね。
市来から坊津へは車で南へ80分ほどですが、別世界の様な光景が待っておりました。
天気次第で三島村の黒島も望めます。