昭和20年8月9日午前11時2分長崎に
原爆が投下され今日で71年目になります。
ちょうど10日ほど前に学会で長崎にいた私は
学会終了後に平和公園を訪れておりました。
約40年前に修学旅行で訪れた際は
友人とはしゃいで多分何も感じ得なかった場所で
この歳になり今日の記念式典の準備中だった像の前に立ちますと
いろいろなことを考えてしまいます。
像の正面には稲佐山が佇んでいたなんて
今頃発見したりもします。
実は私の祖母はこの長崎出身で90年前頃まではこの町で暮らし
よく笑う娘としてこの町で青春時代を過ごしていました。
原爆投下時には幸いにも祖父のもとに嫁いでおり難を逃れましたが
その親戚一同の不幸に接しさぞや辛く苦しい思いをしたのだろうなと
幼い私には戦争を何も語らなかった遠い祖母との微かな思い出を
頭に浮かべ長崎の町で暫く物思いにふけることでした。
今年で亡くなった被爆者は172230人になりました。