午前中雨も降りましたがそう寒さは感じない午後です。
そんな昼休み時間、近くの鹿児島神宮へお参りに行きました。
正月三が日の賑わいが嘘のように
今日の鹿児島神宮は幽玄な佇まいを醸し出し
神様へゆっくりお話しが出来ました。
先々週でしたが実家のある市来まで車を走らせ
お墓参りをしてきました。
橋口家の墓は小原墓地(通称こばいのおか)にあります。
私が小学生の頃は墓地へ登る麓には防空壕の横穴が残り
その防空壕の中にはコウモリがいました。それを知っているのも
そこで平気に友達と探検して遊ぶような子供でしたから。
ところで、墓の前にはお地蔵様が鎮座されておられます。
なんとこのお地蔵様は宝永四年(西暦1707年)からずっと
ここで庶民の願いを聞いておられるのです。
宝永四年とは江戸時代中期ですが、この年大きな出来事がありました。
そうです、宝永大噴火!現在までにおける歴史上最後の富士山の噴火です。
何故その年に?は、分かりません。
ご覧の通り微笑みを浮べられた様にみえるお姿に心が癒されます。
三百年以上もの間、小原墓地にお参りする庶民の願いや想いを聞いて
こられたのだと想像するだけでこみ上げてくるものがあります。
ご先祖様も拝んだお地蔵様を同じ様に拝める幸せに感無量です。
折角なので橋口家本家の庭にある氏神様にも手を合わせてきました。
祠の隣には生誕八百年を記念した碑がございます。
正治元年(西暦1199年)の鎌倉時代に先祖は市来での居住が
確認されており、なんともはや当時は源頼朝の世と聞けば
隔世の感ひとしをといったところです。
お参り三昧でしたが何事にも感謝して手を合わせることで
心が落ち着く気がします。